今月は、図書閲覧室をご紹介します。
閲覧に供する図書は、戦傷病者とそのご家族等が体験した様々な労苦を承継することを目的に、戦傷病者をはじめ戦傷病者を支えた軍医、衛生兵、従軍看護婦、市井の人々の体験記、戦争に伴う戦傷病者の増加がもたらした医療や障害者福祉の発達に関する戦中の文献、戦後の社会事業、社会福祉に関する書籍、歴史書を中心に収集しています。
 この他、体験者の歌集、聯隊・部隊史、児童図書、参考図書など、現在、開架、閉架あわせて約2700冊が整理されご覧いただけます。収蔵図書は、多くの方々からの寄贈と購入により構成され、現在も収集を続けています。
 館ホームページでは図書一覧を掲載し、毎月、所蔵図書の内容紹介を行っています。図書一覧はキーワードで検索することもできます。こちらも是非ご利用ください。
 終戦から60余年が経過し戦後生まれの世代が国民の7割にもなります。戦傷病者とそのご家族が体験した戦中・戦後の労苦を図書を通じてお伝えする場として、これからも閲覧室を充実させてまいります。なお、図書の館外貸出は行っておりません。来館のうえご利用ください。

Related Contents

2007年