現在開催中の 第6回ミニ展示「上田毅八郎氏寄贈作品展」(~11月9日まで)には多くのご好評を頂いております。このミニ展示のために足を運んで下さる方もいらっしゃいますが、ミニ展示コーナーは狭いスペースのため、一度にご覧頂ける点数も限られており、上田氏がご寄贈下さった史料のうち、ほんの一部しかお見せ出来ておりません。
 そこで、皆様にもっと多くの作品をご覧頂きたく、次回 第7回ミニ展示でも、上田氏の作品を展示致します!
 上田氏は船舶海洋画家として有名でいらっしゃいますが、陸の乗り物も多く描かれています。第7回ミニ展示ではテーマを「自動車」とし、クラシックカーが描かれた作品を展示致します。

第7回ミニ展示「上田毅八郎氏寄贈作品展②」
期間:平成26年11月11日(火)~12月7日(日)
会場:1階展示室企画展スペース

 また情報検索コーナーでは常時、平成22年度に撮影された上田氏の証言映像をご覧頂くことが出来ます。そちらもあわせて、是非ご覧下さい。

上田毅八郎氏略歴


証言映像にて、受傷について語る上田氏

大正9年、静岡県に生れる。幼い頃より絵を描く事が好きで、よく乗り物をスケッチしていた。昭和19年11月、陸軍の高射兵として輸送船金華丸に乗船中、フィリピンのマニラ港で、敵機の攻撃を受け、利き手である右腕を負傷。これにより右腕は動かなくなった為、左手で文字や絵を書く訓練をし、塗装業を営む。昭和35年よりプラモデルの箱絵を描くようになり、昭和45年より画家専業となる。昭和50年代からは世界の帆船の作品にも取り組む。平成23年には総作品数約6000点となる。

【小景(しょうけい)第9号】

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2014年