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 2016年11月5日(土)、昭和館において、語り部育成研修第二回講義を行いました。日本近現代史の講師に「戦傷病者が生まれた時代背景」についての講義をしていただきました。
 最初に研修生同士の自己紹介から始まり、講義は幕末から、明治期にかけて近代的軍隊となる過程、同時にそこでの戦傷病者の労われ方、日露戦争後の戦傷病者問題の顕在化、戦時体制下での扶助の充実、戦争終結後の戦傷病者の恩給停止~復活、日本傷痍軍人会の活動まで時代毎に順を追って講義をしていただきました。あわせて昭和館常設展示も講師の案内で見学し、研修生の方々は昭和期の日本国内の状況や一般国民の生活に、理解を深めた様子でした。
 聞き取りの手法についての講義もあり、歴史的史料として用いるオーラル・ヒストリーの方法や、難しさについても真剣に感じ取っている様子でした。
 研修生の中からは、戦傷病者の問題を知るにはどのような文献があるか、という質問もでるなど、意欲的に取り組んでいただいています。館としてもこうした研修生の方々の思いに応えられるようにしなければいけないと感じています。  


昭和館常設展を見学する研修生

講義の様子(於昭和館)
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2016年