「次世代の語り部」定期講話会は、当館で3年間の研修を修了した語り部が、語りを通して戦傷病者の体験をわかりやすくお伝えするイベントです。
 毎月1回、第2日曜日の13:00より開催しています。予約不要、入退室自由ですので、お気軽にご参加下さい。

12月10日(日)語り部講話会

日時:令和5年12月10日(日) 13:00~14:00
場所:しょうけい館2階シアター

 漫画家・日暮えむさんを招き、しょうけい館の語り部との座談会を開催します。日暮さん連載の「新ひぐらし日記」には、しょうけい館の語り部の一人がモデルとなっているお話しがあります。  今回の講話会では、第1部でその語り部の方と日暮さんからお話しを伺います。漫画に取り上げようと思った経緯や、制作の裏話しなど、お二人から伺います。第2部では漫画のモデルとなった語り部から腕を負傷した戦傷病者2名についてお話します。

第1部 座談会「漫画で学ぶ戦傷病者」

 連載漫画「新ひぐらし日記」の作者である日暮えむさんをお招きします。「戦傷病者とその家族」を漫画に取り上げようと思った経緯や、制作の裏話、漫画を通して人々に伝えたいことなどを伺います。

日暮えむ(漫画家)プロフィール

成田市在住。小学校3年生の時以来、1日も欠かさず書いてきた日記をもとに、昭和・平成・令和へとまたがるエッセイ漫画「ひぐらし日記」、「新ひぐらし日記」を執筆。2019年幻冬舎×テレビ東京×note「コミックエッセイ大賞」で審査員特別賞を受賞。2022年KADOKAWAより『ひぐらし日記』を出版。

第2部 語り部講話「上肢障害で生き抜いた戦後~二人の証言者から~」

 「新ひぐらし日記」でモデルとなった語り部Sさんによる講話です。Sさんの父は片腕を負傷した戦傷病者であり、その父と同じように片腕を失った戦傷病者2名の人生を紹介します。

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12月24日(日)語り部講話会

日時:令和5年12月24日(日) 13:00~14:00
場所:しょうけい館2階シアター

 沖縄戦について後世に伝える施設「沖縄県平和資料館」とのコラボ企画です。

第1部 コラボ企画「沖縄戦を学ぶ」

 沖縄県平和資料館の学芸員より沖縄戦について、オンラインで解説をいただきます。住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が繰り広げられたことで知られる沖縄戦のなかでも、特に子どもたちへの被害を中心に、所蔵資料の紹介を交えてお伝えします。

第2部 語り部講話「松葉杖一本をたよりに~沖縄戦で生き残った少女~」

 当館の語り部による、沖縄戦に巻き込まれ幼い頃に右足を失った戦傷病者のお話しです。自身が片足を失ったことに加え、家族全員が戦火に巻き込まれ、少女は心身ともに大きな傷を負うことになりました。直面した厳しい現実を乗り越え、強く生き抜いた彼女の人生を紹介します。

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