【お知らせ】しょうけい館は2・3階です。他の階はオフィスとなりますので立ち入りはご遠慮ください。

 昭和20(1945)年の終戦から80年目を迎え、戦後生まれの世代が大多数を占める今日、戦争体験者から当時の話を直接聞く機会はますます少なくなり、記憶の継承が難しくなるなか、体験者が残した資料などを通して戦争を知ることの重要性が高まっています。
 戦争の時代を生きた人々のさまざまな体験をより多くの方々に伝えるため、しょうけい館では毎年、昭和館と帰還者たちの記憶ミュージアムとともに連携企画展を開催しています。
 今年は、秋田県の秋田県立美術館において9月29日(月)から10月7日(火)の日程で開催します。

展示会詳細

タイトル:「戦後80年 昭和館 しょうけい館 帰還者たちの記憶ミュージアム 3館連携企画展」
     昭和館「ミニ展示 昭和のくらし -秋田展-」
     しょうけい館(戦傷病者史料館)「戦傷病者の労苦を伝える -秋田展-」
     帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)「平和祈念展in秋田~高校教師・早田貫一が描くシベリア抑留」
会  期:令和7(2025)年9月29日(月)~10月7日(火) 
時  間:10:00~18:00
会  場:秋田県立美術館 県民ギャラリー(秋田県秋田市中通1-4-2)
入 場 料:無料
主  催:昭和館、しょうけい館、帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)
後  援:秋田県、秋田県教育委員会、秋田市、秋田市教育委員会、秋田魁新報社、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT、秋田テレビ、AAB秋田朝日放送
協  力:一般財団法人秋田県遺族連合会および一般財団法人日本遺族会第1ブロック



展示内容

 戦後80年を迎える今年、いよいよ戦争体験者不在の時代が到来しつつあります。今年1月に公表された厚生労働省の統計では、秋田県での戦傷病者手帳の交付件数は、全国で初めてゼロとなりました。これは、秋田県内からは戦傷病者が一人もいなくなってしまったということを意味しています。
 戦争体験者不在の時代の中で、これから私たち戦後生まれの世代はどのようにして彼らの体験を伝えていけばよいのでしょうか。全国で初めて戦傷病者不在となったこの秋田の地で、戦傷病者の労苦を語り継ぐことを使命とする「しょうけい館」は、彼らから託された資料の展示を通して、これからの語り継ぎ方について提示いたします。

義肢が伝える労苦

 義肢は、失われてしまった手足を補うために作られたもので、戦傷病者の身体の一部としてその生活を支えてきた存在です。使い込まれたその姿からは、彼らの日常生活や仕事での苦労やそれを乗り越えるための工夫などをうかがい知ることができます。
 このコーナーでは、戦傷病者が使用していた義手や義足などを中心に展示し、その労苦について紹介します。

装飾用義手
義足

体験記が伝える労苦

 体験記は、軍隊生活や受傷病の体験、戦後の労苦などを、戦傷病者が自ら記したものです。書く目的は人によって異なりますが、他の誰か、特に後世の人々に伝えたいという思いは共通しています。苦しみを抱えることになったが故に、他の人には同じ経験をして欲しくないという思いを、私たちは体験記から知ることができます。
 このコーナーでは、戦傷病者が記した体験記を展示するほか、関連する寄贈資料を展示します。

秋田県の戦傷病者が記した体験記
秋田県の戦傷病者が記した体験記

証言映像が伝える労苦

 当館は、戦傷病者やそのご家族、軍医や従軍看護婦などの医療関係者などを対象に、これまでに約200本の証言映像を収録してきました。証言映像は、体験の内容はもちろんのこと、それを語りかける表情に至るまで記録されているため、より実感をもって彼らの体験や思いに触れることができます。
 このコーナーでは、映像を収録した 証言者をパネルで紹介するほか、証言者から寄贈された資料を展示します。また、証言映像を視聴できるコーナーを設けます。

秋田県の戦傷病者から寄贈された写真帳

みなさまのご来場をお待ちしております。

Related Contents

2025年