次世代の語り部による講話活動を開始してから3年以上が経過し、これまでに多くの団体に向けて講話活動を行ってきました。昨年10月には3団体(団体予約1件、派遣講話2件)、12月には団体予約1件、1月には3団体(団体予約2件、派遣講話1件)、2月には団体予約が1件ありました。
 新型コロナウイルスの感染状況も減少傾向にある現在、派遣講話において主に都内の高校、大学の平和学習授業で語り部講話を行うことが増えてきております。講話の内容は、戦傷病者とそのご家族が体験した戦中・戦後の労苦についてです。当時の社会状況等を織り交ぜながら戦傷病者の思いをお話しています。派遣講話終了後には学生から多くの質問や感想をいただき、戦争が引き起こす悲惨さや、戦傷病者への理解が深まったという声をいただきました。

派遣講話を聴講した学生の声

  1. 戦傷病者は、自身の傷や病気が快復するか分からない恐怖と闘わなければならなかった思うととても胸が痛んだ。
  2. 「まごころ」すなわち、感謝の気持ちをそれぞれが持つことで平和な世界が来るという言葉がとても印象に残りました。戦争を体験した方がもう居なくなってきていて、戦争が他人事のようになっている今、そこに思いを馳せて、戦争が起こったという事実を忘れないようにしようと思いました。


(派遣講話の様子)
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2023年