いつもそばにいてくれた ~ゲゲゲの女房・武良布枝さんの証言映像と関連トークイベント~

 残暑未だ厳しき9月11日(土)、当館主催の標記イベントが、午後2時より1時間半に渡って、千代田区民ホールで開催されました。
 夏の企画展「昭和の夫婦」の関連イベントとして催されたこの企画には、125名の参加者があり、会場となった千代田区民ホールはほぼ満席となりました。

 このトークイベントには、パネリストとして武良布枝さんの甥にあたる飯塚頼寿さん、『ゲゲゲの女房』編集担当の鈴木宏昌さん(実業之日本社)、そして夏の企画展担当の大内雅人(当館学芸員)の3名が登壇しました。また、飯塚氏の妹さんにあたる飯塚生美子さんがサプライズゲストとして加わり、イベントに華を添えました。

 トークイベントでは、「昭和の夫婦」として、ともに寄り添い支え合い、そして今日に至る「戦傷病者の妻」の一人としての布枝さんと水木しげる(本名:武良茂)さんに焦点をあて、知られざるエピソードの数々を語る内容となりました。
 また、終了後には会場をしょうけい館に移し、多くの参加者を得て、展示解説が行われました。当館にとっては、館外における最大規模のイベントとなりました。
 なお、本イベントは千代田区及び千代田区教育委員会の後援のもと、水木プロダクション、実業之日本社、水木しげる記念館、安来市観光協会、飯塚藤兵衛様、野口さとこ様、各位の協力を得て実施いたしました。また、千代田区四番町資料館と千代田図書館には細部に渡る支援を賜りました。ともに記して謝意を表す次第です。

 

〔当館学芸員〕

 

 

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2010年