当館では、証言映像“戦傷病者の労苦を語り継ぐ”を収録しております。これらは、戦争で傷つき、病に倒れた多くの戦傷病者とそのご家族が体験した労苦を現在に語り継ぐ貴重な資料映像です。当館1階の証言映像シアターで約1ヶ月ごとに入れ替えて上映するとともに、情報検索コーナーでも自由に閲覧できます。
また、DVDの団体貸出も無料で行っています。お気軽にお声がけください。
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22−01 |
シベリア珪肺〜今も続く後遺症〜(18分59秒) |
満洲の戦車第一連隊に配属され、戦車の操縦手をつとめ、奉天で終戦を迎える。戦後はソ連軍にカザフアルマータの収容所に抑留され、昭和20年11月から昭和22年8月までチェケリ鉛鉱鉱山で坑内作業に従事。削岩機の係りとして粉塵の中を働いた。昭和22年10月に帰国。農家の長男として一家を支えていたが、昭和30年に珪肺に侵されていることがわかり、その後、入退院を繰り返し、現在に至る。 |