ホーム/ 内容紹介/ DVD Vol.27
内容紹介

当館では、証言映像“戦傷病者の労苦を語り継ぐ”を収録しております。これらは、戦争で傷つき、病に倒れた多くの戦傷病者とそのご家族が体験した労苦を現在に語り継ぐ貴重な資料映像です。当館1階の証言映像シアターで約1ヶ月ごとに入れ替えて上映するとともに、情報検索コーナーでも自由に閲覧できます。
また、DVDの団体貸出も無料で行っています。お気軽にお声がけください。

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27−01

駆逐艦「雪風」で負傷して(21分48秒)

昭和17年1月、現役兵として大竹海兵団に入団後、駆逐艦雪風の乗組員となり砲手としてミッドウェー海戦をはじめ様々な海戦に参加。昭和20年7月30日、雪風が京都北部の宮津湾に停泊していた時に米軍艦載機による爆撃と機銃掃射を受け、甲板上で砲手として応戦中に両足を負傷した。すぐに病院に運ばれ手当てを受けたが、貫通銃創と複雑骨折のため帰艦はできず、入院中に終戦を迎えた。足のリハビリに励み昭和21年6月に帰郷。

27−02

憲兵から捕虜となって(24分11秒)

昭和17年1月に現役兵として歩兵第39連隊入隊、昭和18年10月に満洲の佳木斯憲兵隊に転属となり、佳木斯駅の警備にあたる。昭和20年7月に朝鮮北部に移動し司令部付きの憲兵となるが、終戦となりソ連軍に抑留され約3年間の強制労働につく。タシケントの収容所に入り、住宅建設工事などに従事した。昭和23年7月16日の帰国時に舞鶴で受けたレントゲン検査で、肺結核にかかっていることが判明したが、そのまま帰郷。家業の農業に従事するも、10年後に喀血し1年半入院するなど長い療養生活を余儀なくされた。