ホーム/ 内容紹介/ DVD Vol.45
内容紹介

当館では、証言映像“戦傷病者の労苦を語り継ぐ”を収録しております。これらは、戦争で傷つき、病に倒れた多くの戦傷病者とそのご家族が体験した労苦を現在に語り継ぐ貴重な資料映像です。当館1階の証言映像シアターで約1ヶ月ごとに入れ替えて上映するとともに、情報検索コーナーでも自由に閲覧できます。
また、DVDの団体貸出も無料で行っています。お気軽にお声がけください。

>

45−01

16歳で右手を失って(15分16秒)

14歳で普通海員養成所に入所。3ヶ月の訓練で輸送船「黄海丸」の乗組員となり、南方への物資輸送に携わる。昭和19年、ラバウル近海を航行中に敵機の攻撃により撃沈。生き残った仲間と1ヶ月以上島々をさまよった末、何とか辿り着いた海軍病院内で空襲により右手を失う。利き手を失いながらも、戦後は夫婦で協力しながら印刷業を営み、その技術で評判となった。「手がないと思っていない。ただ短いだけ」と話す前向きさが自身を支えてきた。