当館では、証言映像“戦傷病者の労苦を語り継ぐ”を収録しております。これらは、戦争で傷つき、病に倒れた多くの戦傷病者とそのご家族が体験した労苦を現在に語り継ぐ貴重な資料映像です。当館1階の証言映像シアターで約1ヶ月ごとに入れ替えて上映するとともに、情報検索コーナーでも自由に閲覧できます。
また、DVDの団体貸出も無料で行っています。お気軽にお声がけください。
![]() |
55−01 |
大道を歩く〜障害者福祉に生きた半生〜(16分50秒) |
青年期に患った病により、現役兵には適さない「丙種」と判定されながらも、敗色が濃くなりつつあった1945年5月、召集を受ける。千葉の高射砲部隊に配属され、部隊の移動先であった仙台で空襲に遭い、右足を切断した。戦後は、地元の企業に復職して仕事に励みながら、地域の身体障害者福祉会の結成に尽力、その役員を歴任した。日陰者とされてきた障害者に自立を促すとともに、社会の人々の意識を変えるため、様々な活動に人生を捧げた。 |