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館だより
 
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第161号 2017年9月8日号

■企画展関連イベント「元従軍看護婦の戦争体験講話」レポート

 

 夏の企画展「戦傷病者の労苦(いたみ)のそばで‐“白衣の天使”と呼ばれた従軍看護婦たち‐」関連イベント「元従軍看護婦の戦争体験講話」を8月26日に開催しました。
 講話者の桜井政子さんは、昭和16年に日本赤十字社救護看護婦となり、その後約2年半の間、内地だけでなく台湾・フィリピン・ニューブリテン島のラバウル・パラオに派遣され様々な体験をされました。
 講話会では、しょうけい館が収録した桜井さんの証言映像の上映後に、伝染病に罹り苦しむ兵士の様子や物資の少ない状況での救護・看護の大変さなどを語っていただきました。  

 
 

今回の講話会に参加された方々の感想の一部をご紹介します。
■生でお話を伺える貴重な機会をありがとうございました。「生きて帰れる
 とは思わなかった、だから死ぬまで白衣は脱げないと思った」という桜井
 さんのお言葉に心が震えました。
■戦地の状況が分かりました。戦争は「してはいけない」と改めて思います。
■救護看護婦として各地で活動する様子が分かりました。
■今後直接お話を伺う機会は減っていくと思いますので、直接でなくても体験
 をつないでいく機会を作っていただきたいです。  
 

 
 

 
企画展会期:  平成29年7月19日(火)〜9月10日(日)
関連イベント: 【フロアレクチャー】学芸員の展示解説
 平成29年9月9日(土) 14:00〜14:30