令和元年5月8日(水)から7月15日(月)まで、1階にてミニ展示を開催しています。
 傷痍軍人会は、戦争により傷を負ったり、病気になったりした戦傷病者により結成された会です。 戦後、GHQによる占領政策が終了した昭和27年以降、都道府県単位の傷痍軍人会(以下「県傷」)が誕生しました。また、それを統括する組織として昭和27年11月16日に日本傷痍軍人会(以下「日傷」)が発足し、戦傷病者の地位向上に尽力していきました。
 最盛期には35万人もの会員が在籍していましたが、会員の高齢化等により次第に活動も縮小し、平成25年の日傷解散とともに、多くの県傷も解散していきました。一部には独自に活動を続ける県傷もありましたが、平成31年3月、最後まで存続していた長崎県傷も遂に解散となり、傷痍軍人会としての活動に終止符が打たれました。
 今回は、北海道や東北地方の傷痍軍人会に関する資料を展示し、改めてその活動の一端を紹介します。


展示風景
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2019年