今回は、戦地において頭部を受傷して、戦中・戦後を様々な思いで生きぬいた戦傷病者の映像をご紹介します。頭部受傷は、脳への障害によりてんかんや四肢の麻痺、失明、脳挫傷、味覚障害などが起こり、24時間続く頭痛などで苦労させられる部位でもあります。てんかんや半身麻痺という大変な労苦を背負いつつも、そこには家族の助けがありました。長年支えてくれた妻への思いを遺書に残した方や、受傷で運転免許をとれない夫を支え、運転に畑仕事に尽くした妻の思いなどが込められています。
 多くの労苦を背負ったからこそ、人のために尽くすという思いが強く、障害など抱えながらも、人のため、福祉の道に入った方や、顔面受傷で右眼を失明しつつも戦後、傷痍軍人会役員を務めて戦傷病者の会員のために尽くした方などがいます。是非、ご覧ください。

会期:平成29(2017)年6月6日(火)~7月19日(水)
会場:しょうけい館1階 証言映像シアター
入場料:無料
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)

証言映像DVDは団体貸出をしております。

同時開催ミニ展示の右眼を失明した方の映像も上映します。

チラシをダウンロード

団体見学時に証言映像シアターを使用することがあり、その時間は証言映像の上映が中断されます。
証言映像は情報検索コーナーの端末からも選択視聴できますのでご利用下さい。

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2017年