開催趣旨

 本展は、義手を使用していた戦傷病者の労苦を、仕事面に焦点をあてて紹介するものです。
 戦争での負傷が原因でやむなく手や腕の切断をし、義手をつけて生活を送ることになった戦傷病者は、どのように義手を自分の手としていたのでしょうか。当たり前のように動かすことのできた手が、戦争によって失われしまい、その喪失感と向き合いながら、義手を自分の手として使い慣れるまでには、血のにじむような努力が必要でした。
 今回は、義手をつけて日常生活の動作に慣れ、義手で仕事をするまでの道のりと、戦傷病者それぞれの仕事、場面場面での気持ちなどを証言や手記を通して見つめます。

主 催: しょうけい館(戦傷病者史料館)
会 期: 令和6(2024)年3月5日(火)~6月2日(日)
会 場: しょうけい館2階 企画展示室
入場料: 無 料
開館時間: 10:00〜17:30(入館は17:00まで)、4月20日(月)・5月6日(月)は開館
休館日: 毎週月曜日、4月30日(火)・5月7日(火)

関連イベント

【証言映像上映】
内 容: 企画展に関連する映像を上映します。
日 時: 会期中毎日 10:00〜17:00
場 所: しょうけい館2階 シアター
その他: 途中退出自由・団体プログラム等によって、上映内容を変更・休止する場合があります。

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企画展示室